Published: January 31, 2025
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DeepSeekに関してはAnthropic CEOがわかりやすい記事を書いているので、それだけ読めばOK。以下まとめ。 ・「米国のAIリーダーシップが脅かされている」という見方は過大評価である ・AIの知能が上がるほど企業はコスト削減より高性能化のために投資を増やす ・コストが下がっても、その分をさらに強力なモデルを作るために再投入する ・「やがてAIが安くなる」という単純な見方は誤解で、性能追求のための投資は続く ・まだReasoningスケーリングカーブの初期段階で、新しい手法を導入すると少額で大きく性能を向上できる時期にある ・DeepSeekが米国企業より極端に安いコストで同レベルのモデルを作ったわけではない ・いくつかの技術的なイノベーションはあるが、騒がれているほどのことではない ・公平に言えば、「DeepSeekは米国のモデルより7〜10ヶ月ほど遅れた性能のモデルを、コストをかなり抑えて作った(ただし世間で言われるほど極端な比率ではない)」というくらいが正確な表現 ・コスト削減カーブの中で想定通りの範囲なので、大きなブレークスルーではない ・大規模モデルの性能は上がり続けるが、依然として数十億ドル以上の膨大な資金が必要 ・2026~2027年には「ほとんどの人間より優れたAI」が登場すると予想され、その開発には数百万枚のチップと数百億ドルが必要 ・将来的に米国も中国も数百万枚のチップを手にできれば二極世界に、できなければ単極世界になる ・その鍵を握るのが厳格な輸出管理で、中国が大量のチップを入手できるかどうかを左右する ・DeepSeekは米国企業と比べても資金不足だったわけではなく、単に優秀なエンジニアを擁する競合企業である ・Nvidiaにとって悪いニュースではないはずで、株価下落は不可解 ・R1モデルが注目を浴びたのはチェーン・オブ・ソートを表示するUIが理由であり、モデル性能そのものの革新ではない ・中国製チップはまだNvidiaの最先端チップに及ばず、生産能力も不透明なため需要を満たせていない可能性が高い

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