Published: March 27, 2025
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数日前からBerachainのPOLが本格稼働しPOL戦争が勃発したが、プロジェクトに勢いを生み出すという点において、1番の勝者はNAVだと言えるのではないか。 個人的に全くの予想外だし、NAVはマジで長期的に買っていく予定だったので展開早くて悔しい。 NAVは分散型のクリプトプロジェクトという

Image in tweet by tatsu
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感じではなく、BVI(イギリス領ヴァージン諸島)で登録された、バチバチ中央集権のクリプトヘッジファンド。 ユーザーはKYC登録して、最低5000USDCからデポジット可能。 BVIの規制監督下による投資家保護を受けながら、クリプト特化のファンドに投資出来るというのが1番の特徴。

基本何でもやる”Directional SIP”とイールドファーミングに特化した”CROSS CHAIN YIELD SIP”とberachain内での運用に特化した”BERACHAIN SIP”という3つのファンドを運用していて、基本的にポートフォリオや運用内容はブラックボックス。

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Directional SIPに関してはマジでなんでもやる総合ファンド。 discord上でファンドの月次報告をする際に運用内容を一部教えてくれるのだが、12月はハイリキのエアドロで1m以上、1月にはトランプミームでも大きな収益を上げたという報告があった。

BerachainSIPはNAV CEOの@DigitsCapital 自身が、2022年に大量に買い集めたリベース系NFTを全部SIPにぶっ込んでおり、これが今のところ判明している唯一のファンド内アセット。 NFTに降ってきた BERAのエアドロもこのファンドに比例配分されるので、

メインネット開始前にファンドにデポジットするのはほぼリスクフリーな投資行動だといえた。 ちなみにこのエアドロはまだ反映されていない。 先述したようにNAVファンドはバチバチに規制されており、監査役などによるチェックが毎月入るので大体1ヶ月遅れでパフォーマンスが発表される。

従って BERAのエアドロが行われた2月のパフォーマンスはまだ発表されていないというわけである。 さらにファンドへの入金や引き出しもかなり制限されている。 入金と出金は毎月1回しか行われない。 入金に関しては毎月14日締めで14日までに行われた入金が翌月の1日から反映される。

つまりユーザーはファンドに預け入れる際は、最低でも2週間ほど資産が遊休状態になることを覚悟する必要がある。 間違って15日とかに入れてしまった場合は約45日間裸USDC保有なんてことになってしまう。

引き出しも同じ仕組み。 固有のルールとしては引き出しする際は1度に全てのアセットを引き出す必要があり、一部の引き出しは対応していない。 機動性はかなり悪いが、NAVは前身プロジェクトである@DigitsDao で分散型クリプトファンドとして極めて優れたトラックレコードを示しており、

特に下落相場中の2022年においてもマイナスの月はあれど、市場平均を大きく上回る堅実なパフォーマンスを上げている。 クリプトのアップサイドをとりながらベア相場下でのドローダウンを抑えることが出来るシャープなポートフォリオを構築しているとチームは言っており、過去のトラックレコードから

その言葉にある程度の信憑性はあると思われる。 自分は12月から毎月berachain SIPに資金を入れており、合計4万ドル入れた。 しかし、確実にNAVトークンのパフォーマンスに負けているので悔しいっていう感じ。 でもワンチャンファンドの資金でNAVトークン買ってファーミングしてる可能性もあるw

あと重要なのはNAV financeにおけるNAVトークンの機能だが、1番の特徴はバイバックの仕組み。 各SIPファンドは利益を上げた場合、20%がNAVチームにパフォーマンスフィーとして徴収され、10%がNAVトークンのバイバックフィーとして徴収される。(フィーは1ヶ月毎に徴収)

バイバックされたNAVはNAVトークンステーカーに配布され、一部がバーンされる。 つまりNAVトークンホルダーはファンドの一部を保有していると言える。 ここで肝なのが、NAVトークンはファンド収益の恩恵を受けるが、ファンドの損失リスクは受けないで済むという事。

例えば直近3ヶ月のファンドパフォーマンスが以下だったとする↓ 1月:+10万ドル 2月:−50万ドル 3月:+20万ドル 3ヶ月でファンド残高は−20万ドルだが、フィーは月毎に徴収されるため、ファンドパフォーマンスは3ヶ月でマイナスなのにも関わらず、NAVトークンは3万ドルバイバックされるのである。

3つのファンドの内1つでもプラスであれば毎月バイバックされるのでトークンホルダーはぶっちゃけかなり有利。 NAVに存在する全てのファンドに分散投資するという目的でNAVトークンを保有するのも理にかなっているように思える。 というわけでファンドの収益が価値の源泉のNAVトークンだが、

自分は BERAに全ツッパしたい&ファンド規模がまだ小さいからといった理由で、ファンドへのデポジットを優先していたが、今回POLが稼働してNAVが極めて高いレートでバリデーターに賄賂を提供したため、NAV-BERA LPのAPRが500%台になり、NAVの需要が爆増し、1週間前から7倍近く爆上げしてしまった。

まあ流石にこの動きは予測不可能だったし反省はないし改めてberachainの POLの面白さを感じた。 あとはLPとかいろんなところでガチャガチャすると収支計算がめんどくさ過ぎるので、引き続き余剰資産は BERASIPに入金して、その時々のberaのトレンドをファンドを通じてしっかりキャッチしていく所存。

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