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清義明

@masterlow

Published: March 31, 2025
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フジの調査委員会の報告書、フォント埋め込みの謎が解けたので、いろいろ見ているが、これはいろんな意味でビジネスマン必読だよな。 私が当初驚いたのは、関係者がスマホのLINEのやりとりを消去していたのを、デジタル・フォレンジックで復元していた件。 個人のスマホにいくら第三者機関でもそんなことしていいのかと思ったら、なんと会社から貸与していたものとのこと。 会社のスマホからやったら復元されても仕方ない。それだけ事が業務の認識だったろうし、まあ携帯代も会社につけられるというのもあるのかな。

それにしても21世紀の令和の現在において、企業が守るべき人権意識のケーススタディの最前線だよね、コレ。 昭和からまだ脱出できていない人は教訓として必読の報告書ですよ。

このくだんの人は問題となった飲み会には関与していないと、今年1月の時点で、フジの上層部が断言していたのが当時不思議だった。 フジ側によれば、スマホを確認したというのだが、①LINEのやりとりなんか消去すれば終わり ②そもそも個人の携帯をいくらなんでも同意があったとしても調べるとか問題あるんじゃね?と。 これでわかった。もう1月の時点で、デジタルフォレンジックで復元していたわけね。 だとすると、これとは別件の様々なやりとりも把握していたはずで、それは伏せていたともいえるが。 ちなみに、本報告書ではこの時にでたその他の飲み会セッティングについては、当該報告の範疇外として詳細は書かれていない。

ところで、この報告書に「タレントU氏」という番組出演者が出てくるのだが、これをスポーツ新聞や芸能誌のようにイニシャルだと思いこんだ連中が続出していて、さっそく、とあるタレントさんと断定していて、まあインターネッツ、こんなものだよね・・・と改めて

フジの意思決定は「××階」(日枝氏のいるフロア)で行われていると名指しされて、コーポレートガバナンス欠如の要因のひとつとされてるし、こういわれたら、まあ辞任は致し方なしだよね。 あとは関テレの社長もだいぶ叩かれているので、これはもうキツイかな。 それにしてもすごい報告書ですわ

※ちなみに、会社貸与のスマホのみならず、港元社長やくだんの飲み会セッティングの人も、個人の携帯を任意で提供させられて、デジタルフォレンジックされてます。 いいんだ、そんなこと?と驚く。

その他も、くだんの「タレントU氏」(イニシャルにあらず)やら、その場にいたのに証言を拒否しているもう一人のアナとか、「B氏」の報告書では割愛されたその他、さらに今後の行く末など、もう盛り沢山すぎ。 ケネディ暗殺文書は新発見なさそうだけど、しばらくこっちの報告書でいろいろありそう。 でも、私はもう知らん(笑)

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