Published: April 29, 2025
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日本企業が業務をシステムに合わせない、システムを業務に合わせようとしてしまうから非効率なのだ、という点についてはパッケージの頃から言われてる問題。真の問題は、長らく指摘され続けているのに、なぜ改まらないのか、という点にある。
これについては色々理由があるが、恐らく構造的な問題が一番大きい。元々日本のIT企業は事業会社のIT部門を切り出してアウトソースする思想で作られているので、独自のパッケージやサービスを作るという発想に乏しいし、ユーザ企業の側も自分たちの業務を自動化するものがITの役割だと考えてきた。
だからIT企業にとって要件というのは上から降ってくるもので、自分たちで決めるものだとは思われないし、そんな権限もない。どこまで行っても日本のIT企業は事業会社の情シス部門の延長でしかなかった。この状態を打破するには内製シフトやスタートアップの力が必要だとされる所以。
なぜ日本のSIerに代表される伝統的なIT企業が御用聞きになってしまったかといえば、結局は分業制の効果を高く評価しすぎたのではないか。分業は製造業において絶大な力を発揮して生産性を上げたので、それがソフトウェア開発にも適用できるのではないかと勘違いされてしまった。
